ニュース 商業・サービス 作成日:2016年9月8日_記事番号:T00066296
蔡英文政権発足後の中国人観光客減少で、台湾観光業界が深刻な影響を受けているとして、ホテル、旅行会社、観光バス会社、土産物店などの業界団体が12日に台北市で計画している大規模デモで、主催者側は7日、「生き残り、仕事の確保、生計維持」を主張の柱に据え、抗議デモではなく、平和的に業界の意見を伝えることを目指すと発表した。観光産業自救会の李奇岳広報担当は「デモ参加を表明した業界関係者は1万人を超え、さらに増え続けている」と述べた。8日付工商時報が伝えた。
業界は今回のデモを通じ、政府に▽観光バス業者・運転手、宿泊業者に対する融資繰り延べ▽違法宿泊業者の取り締まり▽中国語ガイドの業態転換支援▽国民旅遊カード政策の定着▽土産物店に対する免税奨励措置──などを提言する構えだ。
観光バス業界団体、中華民国遊覧車客運商業同業公会全国聯合会の張天財秘書長は、「観光バスの台数は2008年の1万2,000台から現在では1万6,000台に増えたが、8年間で増えた4,000台はほとんどが中国人客相手だ。ローンでバスを購入した運転手は生活していけない」と苦境を訴えた。
観光ガイド団体、中華民国観光導遊協会の伍永益理事長によると、9月1日現在で登録観光ガイド数は3万7,741人で、うち2万9,403人が中国語ガイドだが、現在稼働している中国語ガイドは2,000人で、多数が失業の危機に直面しているという。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722