ニュース 運輸 作成日:2016年9月8日_記事番号:T00066298
経営破綻した韓国の海運最大手、韓進海運の船舶に積載されたままとなっている貨物の中に台湾の海運会社およびフォワーダーが輸送を委託したコンテナが5万個以上含まれるとみられることが明らかとなり、林全行政院長は7日、交通部に緊急対策チームを立ち上げ、善後策を講じるよう指示した。8日付工商時報が報じた。
海運物流などを手掛ける華岡集団(ワゴングループ)の洪清潭董事長によると、韓進海運の船舶に積載されている台湾系貨物5万個余りのコンテナのうち、同社と同じCKYHEアライアンスに所属し、共同運航を行う陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)と長栄海運(エバーグリーン・マリン)の貨物が5分の2、フォワーダーの貨物が5分の3を占めるとみられる。
なおこれら貨物のうち、船舶が既にいずれかの港湾に寄港した場合は債権者によって差し押さえられているほか、航行中の船舶も今後、指示を受けて寄港する見通しで、委託側は既に運賃を支払っているにもかかわらず、南米行きの貨物がシンガポールに留め置かれるなどといった事態が発生する可能性があるという。
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