ニュース その他分野 作成日:2016年9月8日_記事番号:T00066299
財政部統計処が7日発表した8月の輸出総額は246億5,800万米ドルで前月比2.2%増、前年同月比1%増と、2カ月連続でプラス成長だった。7月に過去最長17カ月連続の前年割れから脱しており、財政部は、世界景気低迷で小幅ながら、成長が続くと予測した。8日付経済日報が報じた。
蔡美娜統計処長は8月の輸出成長について、アップルの新型スマートフォン「iPhone7」向けに電子部品の調達が増加したこと、ゲーミングパソコンが世界市場で伸びていることが要因と分析した。
電子部品の8月輸出額は84億5,400万米ドルと過去最高で、前月比6.2%増、前年同月比14.8%増と3カ月連続でのプラス成長だった。うち半導体が前年同月比21.4%増の72億4,000万米ドルで、過去最高を更新した。IoT(モノのインターネット)に関連するプロセッサー、センサーなどの需要が急増した。
市場別では、中国(香港含む)が99億6,200万米ドル(前年同月比3.5%増)と、2カ月連続でプラス成長だった。▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、45億900万米ドル(0.8%増)▽米国、30億3,100万米ドル(5.7%増)▽欧州、22億9,900万米ドル(2.1%増)▽日本、16億2,200万米ドル(1.9%減)──と、日本以外はプラス成長だった。
一方、8月の輸入総額は206億7,300万米ドルで前月比0.8%増、前年同月比0.8%減だった。蔡処長は、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が今年の設備投資の3分の2を下半期に実行するため、輸入総額が増加すると予想した。
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