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CLC、ベトナム南部に大型生産拠点


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年9月9日_記事番号:T00066320

CLC、ベトナム南部に大型生産拠点

 工業用紙・紙器で台湾最大手の正隆(CLC)はベトナム南部ビンズオン省ベンカット県に設ける製造拠点で、2018年上半期より生産を開始する計画だ。初期段階の年産能力30万トン。これに向けて8日、兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)を主幹事とする銀行団と1億6,500万米ドルのシンジケートローン(協調融資)契約を結んだ。9日付工商時報が報じた。

 CLCは同県のアセンダス・プロトレード・シンガポール・テックパークの75ヘクタールの用地で、業務用ティッシュペーパーやペーパーコアを主に生産し、年産能力を段階的に100万トン水準に引き上げる。また、ベトナム現地の需要に応じて家庭紙、紙管など生産項目を増やし、各地への紙器工場増設も検討する。

 ベトナムは産業用紙器の需要が毎年6%以上伸びており、今後5年も引き続き高成長が見込まれる。CLCはベトナムに進出して紙器工場を3基展開しており、年産能力は3億平方メートルに達する。