永豊銀行（バンク・シノパック）は８日、中国子会社、永豊銀行（中国）の上海分行（地域本部に相当）を開業した。中小企業を中心に融資など金融サービスを提供する。９日付工商時報が報じた。
永豊銀行（中国）は2014年、江蘇省南京市で設立された。資本金は20億人民元（約310億円）。今年５月から台商（中国で事業展開する台湾系企業）にも、預金、決済、為替などの人民元業務を拡大した。将来は金融派生商品（デリバティブ）業務を申請するなどし、顧客の長期的なパートナーを目指す方針だ。
永豊銀行（中国）は今後、上海のほか、長江経済ベルトに沿って、沿岸部から内陸に拠点を拡大する方針だ。
