電子機器受託生産大手、和碩聯合科技（ペガトロン）の８月連結売上高は826億800万台湾元（約2,700億円）で、前月比0.22％減、前年同月比9.02％増の横ばいとなった。１～８月連結売上高は6,465億3,800万元で、前年同期比1.78％増だった。10日付工商時報が報じた。
証券会社は、ペガトロンは８月、アップルのスマートフォンiPhoneが新旧製品の端境期だったため出荷台数が減少したものの、ノートパソコン出荷台数が前月比14～15％増、前年同月比25％増の75万～80万台に達したため、前月からの横ばいを維持したと指摘した。また、ソニーがきのう９日発売した家庭用ゲーム機「プレイステーション４（ＰＳ４）」新モデルの受託生産が売上高に貢献したと分析した。
ペガトロンは「iPhone7」が今月16日発売予定の上、第１次発売が28カ国・地域と過去最多のため、９～11月は大幅増収が続く見通しだ。また11月上旬はソニーの「プレイステーション４Ｐｒｏ（PS4 Pro）」が発売予定で、ペガトロンは年内、ゲーム機の出荷も堅調と証券会社は予測している。
