トヨタの台湾総代理店、和泰汽車の８月連結売上高は前月比33.9％減、前年同月比34.6％増で109億6,100万台湾元（約350億円）と、８月としては過去最高を更新した。大きな買い物に縁起が悪いとされる旧暦７月「鬼月」（今年は８月３～31日）だったが、高級輸入車が貢献した。12日付工商時報が報じた。
和泰汽車は、レクサスブランドの８月新車販売台数が611台で前年同月比22.2％増だった。ＳＵＶ（スポーツ用多目的車）「ＲＸ」と４ドアセダン「ＥＳ」の販売が好調だった。また納車待ちとなっていたハイブリッド車（ＨＶ）の４代目「プリウス」が大量輸入されたことも増収に貢献した。
裕隆汽車（ユーロン・モーター）の８月連結売上高は、前月比10.7％減、前年同月比2.6％増で85億1,000万元だった。中国で９月発売の入門モデル「ラクスジェンＳ３」の出荷開始が増収に貢献した。
中華汽車工業（チャイナ・モーター、ＣＭＣ）の８月連結売上高は、前月比25.2％減、前年同月比14.7％増で27億4,400万元だった。新車買い替えの貨物税（物品税）減税措置の効果で、「菱利（ベリカ）」、「得利卡（デリカ）」など小型の商用車の販売が好調だった。
裕隆日産汽車の８月連結売上高は、前月比35.9％減、前年同月比6.3％増で22億4,800万元だった。インフィニティブランドの販売好調が主因だ。
