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南亜プラの江蘇工場、自動車用ビニールレザー増産へ


ニュース 石油・化学 作成日:2016年9月12日_記事番号:T00066371

南亜プラの江蘇工場、自動車用ビニールレザー増産へ

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)はこのほど、中国・南通工場(江蘇省南通市)に自動車用ビニールレザーの生産ライン2本の増設を決定した。投資額は8億8,000万台湾元(約28億円)。2018年2月に稼働予定で、同製品の年産能力が720万ヤード拡大、年産額は約9億9,000万元の増加を見込む。12日付経済日報が報じた。

 中国では昨年10月からの小型車取得税半減措置を受けて自動車需要が拡大し、今年1~8月の新車販売台数は1,444万2,000台と前年同期比12.8%拡大した。南亜プラ主管は、南通工場の自動車用ビニールレザーの現在の年産能力は2,520万ヤードで、需要に対応できていないため増産を決めたと説明した。生産拡大後、市場の状況によっては年産能力をさらに720万ヤード拡大することも視野に入れている。

 南亜プラの呉嘉昭董事長は生産拡充について、粗利益率が10%以上、付加価値率が20%以上の高付加価値製品に注力し、プラスチック部門の利潤安定を図ると説明した。現在、プラスチック部門では高付加価値製品の売上比率が30%、利益に占める割合は45%に達している。