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即席麺市場、台湾ブランドが勢力回復【図】


ニュース 食品 作成日:2016年9月12日_記事番号:T00066373

即席麺市場、台湾ブランドが勢力回復【図】

 台湾の即席麺市場は2014年に起きた頂新国際集団の不正食用油事件で台湾ブランドがあおりを受け、昨年の生産額は90億台湾元(約290億円)を下回った。台湾ブランドは販売成長率などで輸入即席麺に押されていたが、高価格商品の販売増などにより昨年下半期から勢力を回復してきており、即席麺市場は今年、生産額90億元を回復する見通しだ。11日付工商時報が報じた。

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 台湾の即席麺市場は1969年に統一企業(ユニプレジデント)が「肉燥麺」(煮込みそぼろ肉麺)を発売後、台湾ブランドが次々と参入し成熟化が進行。シェア上位3位は統一企業、維力食品工業、味丹企業(ベダン)の台湾ブランドが占めるようになり、年産額は90億~92億元に上っていた。

 量販店大手、大潤発(RTマート)の郭建志広報担当は、台湾内外のブランドを問わず、市場に最も受容される即席麺の価格は「弁当価格」の約50元と指摘。しかし、ここ3年で50元以上の商品の販売量が2倍増えており、今年6月に統一企業が248元の「満漢御品牛肉麺」を台北101購物中心(台北101モール)のセブン-イレブンで限定販売したところ、インターネット上で話題を呼び長蛇の列となった。