ニュース 電子 作成日:2016年9月13日_記事番号:T00066388
宏達国際電子(HTC)は12日、スクウェア・エニックスをはじめ日本ゲーム大手などの戦略パートナーと共に、東京ゲームショウ2016(15~18日)に初出展すると発表した。ブースでは、VR(バーチャルリアリティー)製品「HTC Vive」の展示のほか、ゲームを試遊できる。10月上旬には、▽HTC Vive▽微星科技(マイクロスター・インターナショナル、MSI)の人気ゲーミングパソコン▽VR対応ゲームタイトル3本──の日本限定パッケージをビックカメラなどで販売する。まずゲーム大国・日本でVR体験を広げ、ユーザーの早期取り込みを図る。13日付経済日報などが報じた。
「HTC Vive」と「MSI VR One」。台湾の大手ブランド2社の提携で相乗効果を見込む(MSIリリースより)
世界2番目、アジア最大規模の東京ゲームショウは今年612社が出展し、過去20年で最大規模となる。初めて設けられたVRコーナーには、HTCなど35社が出展する。
HTCの董俊良・北アジア区総経理は、東京ゲームショウの開催期間4日間で、HTCブースに延べ10万人を呼び込むことが目標だと話した。17~18日の一般公開日は、10分間の試遊体験ができる。試遊ゲームは東京ショウで初公開される「乖離性(かいりせい)ミリオンアーサーVR」(スクウェア・エニックス)、複数人参加型の「Linked-door loves Space Channel 5」(リンクトドア ラブズ スペース チャンネル ファイブ、KDDI)など。
HTCの限定パッケージは13日に予約受付を開始する。MSIのゲーミングパソコンはGS63VRシリーズ▽6RF-004JP▽6RF-003JP──、GE62VRシリーズの▽6RF-006JP▽6RF-002JP──の4種類でオープン価格。同梱タイトル3本は▽ザ・ギャラリー▽ゾンビトレーニングシミュレーター▽チルトブラシ──。販売予定の店舗は、▽ビックカメラ池袋本店パソコン館▽ソフマップ秋葉原本館──をはじめ、大阪、愛知、広島、福岡を網羅する。各店舗ではVR体験コーナーも設置予定だ。
董・北アジア区総経理は、今年末からゲームセンターなどにVR体験空間が設けられ、来年1月開催の国際家電見本市、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で各社がVR関連のハード・ソフトを多数発表し、来年VR市場は成長期入りすると予測した。
背負えるVR対応PC
MSIは同日、HTC Vive対応のバックパック型PC「MSI VR One」を発表した。世界最薄をうたい、重さは3.6キログラム。バッテリー駆動時間は1時間30分。ケーブルを気にせずに背負ってVR体験を楽しめる。販売価格は2,000米ドルから、10月上旬の発売とみられている。
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