工作機械最大手、友嘉集団（フェアフレンドグループ、ＦＦＧ）は13日、フランスの複合企業、グループ・ダッソー傘下のダッソー・システムズと提携契約を交わした。フェアフレンドの加工設備とダッソー・システムズの３Ｄ（３次元）エクスペリエンス・プラットフォームを組み合わせて、年間商機が数百億米ドルに上る世界の航空宇宙、自動車などのスマート工場市場を攻略する。14日付経済日報が報じた。
フェアフレンドの朱志洋総裁は、これまで同社はハードウエアである加工設備の研究開発（Ｒ＆Ｄ）と販売に注力してきたが、今後はダッソー・システムズの３Ｄエクスペリエンスと工業デザイン用ソフトウエアを結び付けることで、世界のスマート工場、プラント輸出市場への進出が有利になると説明した。
ダッソー・システムズは航空宇宙、自動車、造船、鉄道などの産業に注力しており、顧客には仏エアバス、米ボーイングのほか、台湾の▽漢翔航空工業（ＡＩＤＣ）▽長栄航太科技（エバーグリーン・アビエーション・テクノロジーズ）▽中華汽車工業（チャイナ・モーター、ＣＭＣ）▽納智捷汽車（ラクスジェン・モーター）──などを抱える。年間売上高は1,000億台湾元（約3,200億円）以上。
