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誠品書店、音楽・映像メディア販売が好調


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年9月14日_記事番号:T00066422

誠品書店、音楽・映像メディア販売が好調

 音楽のインターネット配信などの影響でCDショップが苦戦する中、書店チェーン大手、誠品書店では、CD・DVDなど音楽・映像メディア商品の1~8月売上高が前年同期に比べ1割増えた。同チェーンは台湾全土の41店舗で20万種類の音楽・映像メディアをそろえ、取り扱い点数では最大となっている。14日付工商時報が報じた。

 誠品書店は音楽・映像メディア商品の売上増について、ネットではできない体験を顧客に提供する戦略で、シンガーソングライターの陳綺貞(チアー・チェン)や男性アイドルグループ、SpeXial(スペシャル)など100人を超えるアーティストを招き、600回以上コンサートを開催したことや、テーマを決めた商品陳列が奏功したと説明した。

 また、台北市の敦南店、信義店、松菸店、台中市の園道店、台南市の文化店では音楽専門館を開設。4万台湾元(約13万円)のデザイナーズチェアや8,000元以上のプロ用ヘッドホンを用意するなどリッチな試聴環境を提供している。

 また、10年前から進めているアナログレコード復興運動により若者の間でレコード人気が復活し、1~8月のレコード売上高は前年同期比15%増加。ヘッドホンやスピーカーなど周辺機器の売上高も毎年25%増えているという。