ニュース 社会 作成日:2016年9月14日_記事番号:T00066436
猛烈な勢力に発達した台風14号(アジア名・ムーランティ)は14日、鵝鑾鼻から高雄にかけての南西部沖を移動し、南部に豪雨と暴風をもたらした。
高雄市中心部でも、大きな街路樹が倒れて道路に横たわる光景が見られた(14日=YSN)
中央社によると、台風襲来に応じて台湾電力の第3原子力発電所(核三、屏東県恒春鎮)が稼働を一時停止した影響で、屏東県を中心に50万世帯が停電に見舞われ、14日午後2時時点でこのうちの40万世帯で電気の供給が回復していない。また、高雄市と屏東県で約1万9,500世帯で断水した。
台湾高速鉄路(高鉄)は、午後1時38分、燕巣(高雄市)付近で架線に異物が見つかったため、午後3時時点で台南~左営(高雄)で運行を見合わせている。
屏東県恒春では午前、最大瞬間風速52.2メートルを観測。1896年に同地に観測拠点が設けられて以来の最高記録となった。日中に屏東県から高雄市に自動車で移動した日本人男性はワイズニュースに対し、「省道1号線の街路樹が軒並みなぎ倒されていた。自動車が強風で動いてしまい運転が困難だった。高雄に10年以上住んでいるが、これほど強い台風は初めてだ」と語った。
台風14号は15日午前に中国・アモイ付近に上陸し、台湾への影響は徐々に弱まる見込みだ。一方、台風16号(アジア名・マラカス)が勢力を中度(強い~非常に強い)に強めて台湾に向かって太平洋東海上を進んでおり、17日午後に北部に最も接近する見通しだ。
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