ニュース 社会 作成日:2016年9月14日_記事番号:T00066437
11日午前2時ごろ、バイクに給油するため基隆市のガソリンスタンド(GS)を訪れた男性が1台湾元ずつ給油しては精算するという行為を1時間にわたり74回繰り返し、アルバイト従業員を困らせたほか、順番待ちの客と言い争いになるトラブルが発生した。
監視カメラには男性が悠然と給油を繰り返すようすが映っていた(爆料公社フェイスブックより)
基隆市仁愛区にある台湾中油(CPC)のGSに午前2時過ぎ、スクーターに乗った1人の若い男性が現れた。彼はセルフ式の給油機を使用してスクーターに給油を開始したが、なぜか1元分(約0.06リットル)を給油してはクレジットカードで清算し、レシートの発行を要求するという行為を繰り返したため、従業員は「他の客員に迷惑がかかる」と説得を試みた。
しかし男性はこれに反発し、さらにCPCの顧客サービスセンターに電話をかけて自分の給油方法は違法かと問い合わせ、相手から「違法ではない」との回答を受けるや、従業員の耳に携帯電話を当ててそれを聞かせたという。
結局、ため息をつく従業員を尻目に男性はそのまま同じやり方で給油を続け、計77元分を入れ終えた時には午前3時を回っていた。
同GSの店長はこの男性の目的について▽くじ付きの公的レシート「統一発票」を多く集めたかった▽料金の四捨五入方式を利用してガソリン代を抑えようとした▽クレジットカードの決済が一定件数を超えれば翌年の年会費が免除される制度を利用したかった▽銀行が行っている、カード払いで取得したレシート番号に基づいて優待サービスが受けられるキャンペーンのため──などが考えられると話した。
ちなみに1元ずつ74回給油した場合、一気に74元分を入れた場合に比べ1リットル以上多くガソリンを入れられるという。
男性の行為についてCPCは「違法ではないが他の顧客へのサービスに影響が出るため、お勧めはできない」としながらも、「顧客の要求を満足させるためできる限り努力する」とコメントした。
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