ニュース 電子 作成日:2016年9月19日_記事番号:T00066443
通信キャリア大手、台湾大哥大(台湾モバイル)が遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)と周波数帯域の交換協定を結んだにもかかわらず、履行すべきC4ブロック(1,800MHz)の引き渡しを故意に遅らせているとして遠伝から提訴されていた問題で、国家通信伝播委員会(NCC)は14日、同委員会の仲裁の下、台湾大哥大は今月27日にC4ブロックをNCCに返納し、28日より遠伝が利用可能とすることを決定。1年余り続いた両社のトラブルに終止符が打たれた格好だ。15日付工商時報が報じた。
遠伝と台湾大哥大は4G免許発給の周波数帯の競争入札で、互いに相手側が第2世代移動通信システム(2G)で使用中のブロックを落札したことから交換協定を結んだ。しかし、遠伝が昨年3月末にC1ブロック(同)をNCCに返納した後、台湾大哥大が同ブロックを利用して第4世代移動通信システム(4G)サービスを提供したにもかかわらず、C4ブロックの返納を行わなかった。これを受けて遠伝は同年7月、台北地方法院(地裁)に提訴して勝訴。しかし、台湾大哥大は判決を不服として控訴し、法廷での争いが続いていた。
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