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家庭用常備薬が年内値上げ、サロンパスで最大31%


ニュース 医薬 作成日:2016年9月19日_記事番号:T00066451

家庭用常備薬が年内値上げ、サロンパスで最大31%

 18日付蘋果日報によると、貼り薬「サロンパスAe」や風邪薬「スズレックス風邪カプセル」など多くの医薬品が年内に10~31.8%値上がりする。先月からメーカーが薬局に値上げを通知しており、上げ幅が最大の31.8%となるサロンパスAe(10枚入り)は、現在の定価110台湾元(約360円)が145元になる。

 値上がりするその他医薬品の現在の定価と上げ幅はそれぞれ▽スズレックス風邪カプセル(1箱100元)、10~20%▽水虫薬「足爽薬粉」(1箱150元)、20%▽「テイナ胃腸薬顆粒」(1箱100元)、10~20%──など。ある薬剤師は、いずれも市場シェアの高い家庭用常備薬で、薬局で購入する消費者の2~3割が影響を受けると話した。

 サロンパスAeを販売する久光製薬台北支店は、台湾進出から8年間、一度も値上げしたことがないが、衛生福利部が2014年末から医薬品メーカーにPIC/S(医薬品査定協定および医薬品査察共同スキーム)のGMP(適正製造規範)認証取得を義務付けた上、最近は人的、輸送コストが上昇していると説明した。

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA、食薬署)の呉秀英副署長は17日、PIC/S導入から長い時間がたっており、これを値上げの理由にすべきでないと強調。近くメーカーに説明を求め、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)への調査依頼も辞さないと述べた。