ダウンジャケット大手、広越企業（ＱＶＥ）の呉朝筆総経理は19日、米スポーツ用品大手ブランドのアンダーアーマー（ＵＡ）の認証を取得したと表明した。来年下半期から同ブランド製品の出荷を開始する予定だ。20日付工商時報が報じた。
広越企業は欧米ブランドのダウンジャケットのサプライヤーで、ナイキの45％、アディダスの75％は同社が生産している。中国とベトナムに合計で工場３基、305本の生産ラインを有している。月産能力は85万着で、現在生産ラインは満杯状態だ。現在ベトナム南部、ティエンザン省の工場で生産設備拡大を計画している他、ロンアン省では新工場を設置予定で、第４四半期に完成、2017年初めの生産開始を目指す。
同社はまた、中国・江蘇省に完全子会社を設立し、ダウンジャケットの原料となるアヒルとガチョウの羽毛の供給体制を整えた。調達コスト低減と納期の安定化でブランドからの受注が有利になると期待している。
