ニュース その他分野 作成日:2016年9月20日_記事番号:T00066483
国家放射光研究センター(NSRRC)で2基目の放射光設備となる「台湾光子源」で19日、蔡英文総統が出席する中、運用開始式が行われた。20日付聯合報が報じた。
台湾光子源は2010年に着工された。当初14年に完成予定だったが、経費不足で完成が遅れた。
台湾光子源では、電子ビームを1周518.4メートルのシンクロトロンと呼ばれる円形加速器で光とほぼ同じくらいの速さにまで加速し、高輝度のX線を生成する。当初の放射束数は7本で、第2、3期の拡張を経て、2023年には25本まで増える予定だ。
蔡総統は「台湾光子源は台湾人が設計、建設した先端研究施設であり、これまで目にすることができないか測定不能だった自然現象を把握するのに役立つほか、新薬開発支援、半導体精密分析などの産業発展を後押しする」と述べた。
NSRRCの果尚志主任は「安定した高輝度のX線光源を提供でき、未知の領域の開拓につながる。バイオ医学、新薬開発、環境保護などの分野に応用し、人類の生活や福祉に貢献が期待される」と述べた。
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