ニュース 政治 作成日:2016年9月21日_記事番号:T00066510
中国公安当局は20日、カンボジア当局が8月末に首都プノンペンで摘発した電話詐欺事件の容疑者63人の身柄引き渡しを受け、中国・江蘇省南京市にチャーター機で護送した。うち13人は台湾籍で、台湾の行政院大陸委員会(陸委会)、法務部は遺憾を表明した。21日付中国時報が伝えた。
海外で摘発された中国人、台湾人が関与する電話詐欺事件では、中国政府の圧力で現地当局が台湾人容疑者の身柄を中国側に引き渡す例が相次いでおり、台湾で蔡英文政権が発足後、これまでに4例となった。現在台湾人容疑者121人が中国で取り調べや裁判を受けている。
陸委会はカンボジア当局による事件摘発を受け、中国側に対し、中台間の協定に基づく共同捜査を行い、台湾人容疑者の身柄を台湾に移すよう求めたが、今回も中国側が強引に身柄を中国に移送した。陸委会は「中国側の一方的な行為は、両岸の協力と信頼の基礎を損ねるもので、度重なる呼び掛けを無視するものだ」と非難した。
容疑者の捜査は南京市公安局が担当しており、中国公安省は取り調べ状況を台湾側に通知すると説明した。
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