ニュース 政治 作成日:2016年9月21日_記事番号:T00066511
中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会、ARATS)の陳徳銘会長はこのほど、訪問先のシンガポールで同国の聯合早報によるインタビューに応じ、台湾の蔡英文総統が中台による1992年の共通認識(92共識)を受け入れることを「楽観していない」と述べた。20日付同紙などが伝えた。
陳会長は「(台湾側の)海峡交流基金会(海基会)と正常な業務を展開したいが、現実がその望みを実現することを難しくしている」と指摘した。
陳会長は過去8年の国民党政権下で海基会会長の書簡には「92共識に基づき、両岸(中台)の平和的協力に向けた交渉を継続する」との表明があったが、蔡英文政権はそうした姿勢を継承していないとし、「現状が維持できていないことは皆が明らかに分かっている」と述べた。
陳会長は蔡総統が92共識の受け入れにあいまいな姿勢を取っていることを中国語の慣用句で「猶抱琵琶半遮面」(楽器の琵琶を弾く女性がはにかんで姿をはっきり見せないさま)と表現し、「もし現状を維持したいというならば、両岸と両会(海基会と海協会)は92共識を前提にするというのが現状であって、その現状を維持しないというのであれば、私としては今後どうしようもない」と語った。
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