ニュース 社会 作成日:2016年9月21日_記事番号:T00066512
台風被害による水質混濁で、水道水に含まれる発がん性物質の濃度が、基準値以下ながらも大幅に上昇していることが台湾大学環境工程学研究所の傅立達研究員、駱尚廉特別招聘教授、成功大学環境工程学系の林財富特別招聘教授の共同研究によって判明した。21日付蘋果日報が伝えた。
研究グループは昨年8月に台風13号(アジア名・ソウデロア)が台湾を通過する前後の水道水に含まれる発がん性物質の濃度を比較した。その結果、総トリハロメタンの濃度最大値が台風通過後に通過前の1.98倍の1リットル当たり64.9マイクログラムに上昇したことが分かった。研究結果は国際的な学術誌「ネイチャー・サイエンティフィック・レポート」に掲載された。研究グループは、トリハロメタンは5分間煮沸しても完全には除去できなかったとしており、台風通過後の水道水はできるだけ飲まないようにすべきだとする専門家の指摘も聞かれた。
ただ、濃度は基準値の80マイクログラムを下回っており、行政院環境保護署(環保署)と水道事業者の台北自来水事業処は「基準を満たしており、心配はない」と説明した。
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