鴻海科技集団（フォックスコン）はこのほど、中国の教育用設備機器大手、深圳市艾博徳科技（iBoard）と提携し、同社が９月に発売したレーザープロジェクターの受託生産を行った。艾博徳科技は、貴州、河南、青海、甘粛、山西、安徽など各省の教育業界の調達案を受注しており、関連ハード設備の生産は主に鴻海が担当する。27日付経済日報が報じた。
中国は第13次５カ年計画（2016～20年）でスマート教室推進計画を打ち出しており、艾博徳科技はスマート教育、デジタル教育推進に伴う需要に照準を定めている。鴻海は製品の受託生産で恩恵を受ける。
艾博徳科技は今年７月、教育設備ブランドで世界３位の「StarBoard」ブランドを日立ソリューションズから250万米ドルで買収した。今後は欧州市場の開拓にも力を入れる。
