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125cc低価格スクーター、3社がしのぎ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2016年9月29日_記事番号:T00066601

125cc低価格スクーター、3社がしのぎ

 台湾のバイクメーカー各社は10月以降、排気量125ccの低価格スクーターを相次いで発売する計画で、中でも最大手の光陽工業(KYMCO)は定価4万9,800台湾元(約16万円)の「GP125質感風」を投入し、「125cc車種は5万元以下で販売しない」という業界の暗黙の了解を打ち破る。27日付工商時報が伝えた。

 KYMCO幹部は「約1年ぶりに5万元以下の低価格モデルを投入したのはシェアを防衛し、第4四半期の販売成績のてこ入れを図るためだ」と説明した。

 また、台湾山葉機車工業(ヤマハモーター台湾)は「勁豪125」で従来モデルより価格を4,000元引き下げ、シェア拡大を狙う。三陽工業(SYM)は「GTスーパー2」(定価5万1,800元)を5万500元に割り引く。

 各社が攻撃的に低価格モデルを投入する背景には、老朽バイクの買い替えに対する貨物税(物品税)減免措置の効果が低下する中、年間販売目標を達成したいとの思惑がある。