ニュース 電子 作成日:2016年9月29日_記事番号:T00066602
中国のスマートフォンメーカー、小米科技(小米、シャオミ)のフィットネス用リストバンド型ウエアラブル(装着型)端末、「MiBand2(小米手環2)」が台湾で好調な売れ行きを記録しており、同製品にパッシブマトリックス式有機EL(PMOLED)を供給する錸徳科技(ライテック)傘下の錸宝科技(RiTディスプレイ)が恩恵を受ける見通しだ。27日付経済日報が報じた。
今月8日に台湾で発売されたMiBand2は、長いバッテリー持続力と防水機能が高く評価され、販売開始後2週間で4万台を売り上げており、10月の販売台数は10万台を突破すると予想されている。
これに伴ってRiTディスプレイの8月の売上高は前月比11.7%増、前年同月比27.4%増の1億9,000万台湾元(約6億2,000万円)と過去最高を記録。さらに今後も、月ごとに増収が見込まれている。
またシャオミは27日、スマホの新製品「紅米ノート4」を台湾で発売。価格は5,999元と、スペックの向上によりこれまでの4,000元前後に比べ高価格に設定し、台湾での販売額増を狙う。さらに同社は、紅米ノート4とMiBandに▽体重計▽空気清浄機▽発光ダイオード(LED)スタンド▽ベッドサイドランプ▽ウェブカメラ──を加えた7製品を1万5,000元でセット販売すると発表した。
紅米ノート4はゴールド、シルバー、グレーの3色をそろえた(シャオミ台湾フェイスブックより)
このほかシャオミについて市場では、中国のスマホメーカー、錘子科技(スマーティザン・デジタル)を買収するとの観測が出ている。スマーティザンはこれまで製品の大部分にクアルコムのチップを採用してきたが、シャオミによる買収が実現すれば、同社のクアルコムと聯発科技(メディアテック)のチップを併用する方針が導入され、メディアテックが恩恵を受ける可能性がある。
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