ニュース 医薬 作成日:2016年9月29日_記事番号:T00066606
鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が創設した永齢健康基金会と台湾大学、米ナントワークスは26日、遺伝子情報などに合わせて個別化された「精密医療」によるがん治療プロジェクト「キャンサー・ムーンショット2020」で提携すると発表した。27日付工商時報が報じた。
郭董事長は、寄贈するコンピュターは世界でも上位10位に入る性能だとコメントした(26日=中央社)
郭董事長は、アジア人の遺伝子のビッグデータ構築に向け、鴻海は台湾大学の水源キャンパスに計算速度が通常より1,000倍速い台湾初の高速コンピューターを寄贈すると表明した。診療情報やDNA配列、生化学検査結果のビッグデータから各患者に最適な治療法、薬を高速分析し、治療効果の最大化と副作用の最小化を目指す。2020年に台湾大学のがん治療関連研究に生かす。
同プロジェクトではナントワークスのGPS技術(がん腫瘤発生までのプロセスをDNA配列から分析する技術)を活用する。台湾大学の楊泮池学長は、三者の提携により、がん末期患者の治療に新たな可能性を見いだせると期待感を示した。
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