ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

8月工業生産指数7%上昇、iPhone7効果【図】


ニュース その他製造 作成日:2016年9月29日_記事番号:T00066615

8月工業生産指数7%上昇、iPhone7効果【図】

 経済部統計処が27日発表した8月の工業生産指数は112.02ポイントで、前月比2.73%上昇、前年同月比7.74%上昇した。過去1年8カ月で最高の上昇幅だった。経済部は、海外ブランドのモバイル端末の新機種発売が相次ぎ、ファウンドリー、半導体パッケージング(封止)、IC基板などが好調だったと分析した。アップルのスマートフォン最新機種「iPhone7」効果が表れたようだ。28日付経済日報などが報じた。

/date/2016/09/29/industrial_2.jpg

 工業生産指数のうち、製造業生産指数は112.5ポイントで過去2番目に高く、前年同月比8.35%上昇と4カ月連続で上昇した。中でも電子部品(半導体、液晶パネル)が13.34%上昇し140.01ポイントと、3カ月連続で過去最高を更新した。その他は▽化学材料、6.94%上昇▽ベースメタル、4.52%上昇▽コンピューター・電子製品・光学製品、4.25%上昇▽自動車・部品、5.17%上昇──と上昇した一方、機械設備は2.76%下落した。ただ、これまで11カ月続いた2桁の前年割れが1桁に縮小した。特注機械、自動化機械などの需要回復が理由だ。

 経済部は、モバイル端末の新製品発売の他、▽IoT(モノのインターネット)▽カーエレクトロニクス▽VR(仮想現実)──などの応用製品拡大で電子部品の生産が増え、9月の工業生産指数は前年同月比の上昇が続くと予測した。

 経済部の調査によると、製造業の企業の9.7%が9月の生産量は前月比より増えると回答し、横ばいが73.8%、減少が16.5%だった。