ニュース 電子 作成日:2016年9月30日_記事番号:T00066625
市場調査会社、IHSテクノロジーによると、鴻海精密工業傘下のシャープは、テレビ用液晶パネルの需要の高まりを受けて、亀山工場(三重県)の第10世代液晶パネル生産ラインの稼働率が第3四半期は97%と、第1四半期の70%前後から大幅に改善した。サムスンディスプレイ(SDC)が来年に第7世代工場を閉鎖することで40インチパネル供給量が減少するため、シャープは来年第1四半期まで、フル稼働状態が続くとみられる。30日付工商時報が報じた。
IHSテクノロジーの謝勤益(デビッド・シェイ)シニアディレクターは、シャープの液晶パネルの月間出荷枚数は、40インチが100万枚以上、45インチは10万~30万枚だと分析した。第4四半期は、サムスン電子や中国の海信集団(ハイセンスグループ)からの安定した受注で、生産ラインの稼働率が100%に達するとみている。
また、第8世代工場では7月から32インチパネルの生産を再開し、月間出荷枚数は30万~40万枚だ。現在の1枚当たりの価格は70米ドル以上で、損益分岐点の55米ドルを上回っているため業績改善が見込める。
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