行政院大陸委員会（陸委会）の邱垂正副主任委員は29日、９月１～25日に台湾に入境した中国人旅行者は前年同期比46.6％減で、うち団体ツアーは65.4％減と過去最大の減少幅だったと指摘した。個人旅行も9.9％減った。中国の国慶節（建国記念日、10月１日）連休の訪台申請は例年１日当たり約8,000件だが、今年は4,000～5,000件だという。30日付経済日報などが報じた。
邱副主任委員によると、民進党の蔡英文政権が発足した５月20日から９月25日までに入境した中国人旅行者は前年同期比27.2％減で、うちツアーは44％減、個人旅行は0.3％減少した。
ただ、邱副主任委員は、中台当局のやり取りはゼロでないと強調した。７月の台風１号（アジア名・ニパルタック）や９月の台風14号（同・ムーランティ）、台風17号（同・メーギー）到来時には、スカイプで連絡し合ったと説明した。
