ニュース 電子 作成日:2016年10月3日_記事番号:T00066655
1日付蘋果日報がブルームバーグの報道を基に伝えたところによると、アップルが鴻海精密工業傘下のシャープとスマートフォン「iPhone」向け有機EL(OLED)パネルの供給について交渉を行っているとされる。鴻海のシャープ買収はアップルが今後、iPhoneに採用すると観測されている有機ELパネルの受注が狙いとの見方がこれまでに出ているが、鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長とアップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)との間で同パネルの将来的な供給について既に合意ができている可能性があると蘋果日報は指摘している。
現在、有機ELパネルの量産能力と技術を保有するのは世界でサムスン電子のみで、来年発売されるiPhoneに同パネルが採用された場合、サムスンが唯一のサプライヤーとなる。しかし、スマホ市場においてサムスンとライバル関係にあるため、アップルは有機ELパネルの調達先を複数のサプライヤーに分散したい考えとされる。
こうした中、シャープは30日、574億円を投じて三重事業所(三重県多気郡)と堺事業所(堺市)に有機EL関連の設備を導入すると発表。18年第2四半期の稼働を予定している。
また同日付工商時報によると、シャープのIGZO(酸化物半導体、イグゾー)パネルが来年、小米科技(小米、シャオミ)、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)といった中国の大手スマホブランドにおける採用が拡大するとの観測が出ている。さらにノートパソコンにも採用され、来年第1四半期に量産、出荷を開始するとみられる。
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