ニュース 電子 作成日:2016年10月3日_記事番号:T00066657
液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長は1日、パネル供給不足が続いており、顧客から追加受注がある上、出荷を急かされていると語った。同社のテレビ用パネル世界市場シェアは12~13%にすぎないが、ハイエンドパネルなら顧客はAUOを指名すると語り、中国パネルメーカーとの低価格・大量生産競争から脱却することが目標だと述べた。2日付経済日報が報じた。
彭董事長(左)と蔡総経理(右)。前董事長の李焜耀董事は1日のAUOの20周年運動会に姿を見せなかった(1日=中央社)
蔡国新総経理は、43~65インチ全サイズのパネルが供給不足で、非需要期の来年第1四半期も需要が強いと語った。
彭董事長は、ゲーム用の液晶モニター向けパネルは、同社が99%供給しており、価格は一般のパネルの2倍以上だと説明した。今後、電気自動車(EV)や自動運転車向けに、IoV(車のインターネット)などとのシステム統合を図ることで、パネル景気循環による打撃を和らげると述べた。同社は、車載用、医療用、産業用コンピューター(IPC)用など、多品種少量生産の高付加価値製品が売上高の20~30%を占める。
一方、彭董事長は、利益確保のため、有機EL(OLED)パネルについては大規模な投資を行わないと語った。
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