華碩電脳（ＡＳＵＳ）は１日、英国の欧州連合（ＥＵ）離脱決定に伴うポンド安を受けて、同国で販売するパソコン価格を平均９％引き上げた。１日付経済日報が報じた。
ポンドと台湾元の交換レートは９月30日時点で１ポンド＝41.48台湾元、ＥＵ離脱の国民投票前の６月23日時点から３カ月余りで10%以上ポンド安が進んだ。
英国市場では、デルが７月にＰＣ価格を１割値上げし、ＨＰも８月から１割引き上げた。証券会社は、ライバルメーカーも同様な価格引き上げを行っており、ＡＳＵＳの販売台数に大きな影響はないと分析した。なお宏碁（エイサー）は現時点で検討中だ。
ＡＳＵＳの陳彦政副総裁はまた、欧州市場でのＰＣ販売価格については、ユーロの変動幅はポンドほど大きくなく許容範囲だとして、価格を引き上げる考えはないと語った。
