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美容医療広告、芸能人起用を禁止


ニュース 医薬 作成日:2016年10月3日_記事番号:T00066667

美容医療広告、芸能人起用を禁止

 衛生福利部(衛福部)はこのほど、美容医療の広告キャラクターとして芸能人を起用することを禁止すると公告し、即日実施した。違反した広告主のクリニックや医療器材業者に5万~25万台湾元(約16万~80万円)の罰金を科し、1年以内に3回違反した場合は営業停止処分や許可取り消し処分も行う。1日付蘋果日報が報じた。

 衛福部の石崇良・医事司長は、芸能人とは経済部に法人登記された芸能事務所に所属する俳優、歌手、モデル、作家、コメンテーターなどと説明。医療は商行為でない上、生まれつき容姿端麗な芸能人を起用した美容医療広告は誤解を招きやすいと述べた。なお個人事業主のモデルやネット有名人の起用は認めるが、誇大広告の場合は関連業者に処分を科す。

 同規定に対し芸能界からは「芸能人の生計に打撃」との声も出たが、財団法人消費者文教基金会(消基会)の陸雲董事長は、芸能人の起用を禁止することで、市民が衝動買いしにくくなり、消費者トラブルを減らせると肯定的な見方を示した。