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中華航空とエアバス、アジア初のA350整備工場検討


ニュース 運輸 作成日:2016年10月3日_記事番号:T00066672

中華航空とエアバス、アジア初のA350整備工場検討

 中華航空(チャイナエアライン)の何煖軒董事長は30日、仏エアバスに同社旅客機「A350」の整備工場の、台湾での合弁設立を打診したと明らかにした。2~3カ月以内に回答を得られる見通し。実現すればアジア初の「A350」整備工場となる。1日付工商時報が報じた。

/date/2016/10/03/13air_2.jpg台湾の航空会社で初となるエアバスの旅客機A350−900XWBが1日桃園国際空港に到着した(1日=中央社)

 何董事長は、航空業界の競争が激しさを増し、航空券1枚当たりの利益率が3~5%となる中、中華航空は高付加価値の事業を発展させる必要があると説明。アジアでは中華航空のほか、▽ベトナム航空▽キャセイパシフィック航空▽タイ航空▽シンガポール航空──が「A350」を保有しており、アジア太平洋地域の航空機整備市場の規模は2014年の106億米ドルから24年に172億米ドルへと、約5%の年平均成長率(CAGR)が見込めるという。

 中華航空はまた、航空機・部品メーカー、漢翔航空工業(AIDC)とも提携し、漢翔が「A350」の部品製造契約を締結できるようにする計画だ。