ニュース 電子 作成日:2016年10月4日_記事番号:T00066682
4日付蘋果日報は、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のIC基板メーカー、南亜電路板(NYPCB)が樹林工場(新北市)の稼働を10日に停止し、従業員5人だけを残して20日までに他の160人を錦興工場(桃園市)に配置転換すると、同社従業員が同紙に暴露したと報じた。南亜電路板は、市場の需要変動により樹林工場では一部の製品の生産を停止しており、従業員の雇用を守るため人員を錦興工場に集中させると説明した。
樹林工場はIC基板製造の後工程を手掛け、主な顧客はインテル。最盛期には1,000人以上が働いていたが、その後不景気の影響を受けていた。
暴露した従業員によると、南亜電路板は先月26日に錦興工場で、約100人の従業員を前に樹林工場の稼働を10月15日に停止すると伝えたが、数日後に突然、稼働停止は10月10日と通達したという。労働基準法に従って配置転換の1カ月前に告知しなかったほか、グループ内企業への異動や早期優遇退職の提案もない一方的な措置だったため、新北市政府労工局に告発した従業員もいるという。
南亜電路板は、配置転換対象の従業員に対しては事前に事情を説明した上、法に基づき宿舎など必要な支援を行うと強調。また、グループ内企業への異動を申請した従業員に対しては、人出不足の部署が見つかり次第、面談を手配すると説明した。
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