ニュース 電子 作成日:2016年10月5日_記事番号:T00066706
市場調査会社、IHSマークイットによると、サムスンディスプレイ(SDC)がノートパソコン用液晶パネルの生産縮小を進めており、今年の出荷量は前年比60%減の1,200万枚、来年は400万枚まで減らす。これにより中国の京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)、群創光電(イノラックス)や友達光電(AUO)が転注による恩恵を受けている。5日付工商時報が報じた。
IHSマークイットのジェーソン・シュー首席アナリストによると、HPなど一部の大手ノートPCブランドは、SDCの生産縮小によってパネルの在庫不足に陥っている。HPのSDCからのパネル入荷は第2四半期に35万枚と前期比で68.2%減少し、不足分はイノラックスなどへ転注したもようだ。
SDCはIPSパネルの生産も縮小しており、AUOはブランドからの転注を獲得し、今年はノートPC用パネル受注が急速に拡大している。
ちなみにSDCによるノート用パネル生産縮小で最も恩恵を受けているのはBOEテクノロジーグループで、第2四半期のノートPCパネルの出荷枚数は720万枚と、前期比で47%拡大した。
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