ニュース 金融 作成日:2016年10月5日_記事番号:T00066717
潤泰集団(ルンテックスグループ)の尹衍樑(サミュエル・イン)総裁は4日、兆豊金融控股(メガ・フィナンシャル・ホールディング)との取引を既に縮小し、他の金融機関に分散する対応を取っていることを明らかにした。尹総裁が関連する投資会社に兆豊銀から不正融資が行われていた疑いが強まる中、潤泰としても兆豊銀と一線を画するのが得策と判断したもようだ。5日付経済日報が伝えた。
兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)が米国でマネーロンダリング(資金洗浄)対策の不備を指摘された問題で、台湾企業の間では既に送金の依頼先銀行を兆豊銀から他行に変更する動きが出始めている。潤泰集団は兆豊銀にとって、華碩電脳(ASUS)に続く大口顧客の流出となる。
消息筋によると、政府系、民間の複数の銀行が潤泰集団向けの融資獲得に動いているもようだ。潤泰集団の兆豊銀からの借り入れは約273億台湾元(約890億円)で、短期融資が6~7割を占めるため、借入先変更は比較的容易とみられる。
一方、兆豊銀の潤泰集団に対する融資が700億元以上に達するとの一部報道について、兆豊銀と潤泰集団は4日、それぞれ否定する声明を発表した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722