ニュース 金融 作成日:2016年10月5日_記事番号:T00066718
兆豊金融控股(メガ・フィナンシャル・ホールディング)が潤泰集団(ルンテックスグループ)の尹衍樑(サミュエル・イン)総裁が保有する投資会社「鑒機資産管理」に不正融資を行っていた疑いが強まり、台北地方法院検察署は4日、兆豊金の蔡友才元董事長ら2人の勾留を決定した。5日付自由時報が伝えた。
尹総裁は、私と蔡元董事長は共に潔白だと自信を持って言えるとコメントした(4日=中央社)
これに先立ち、検察は鑒機の増資財源として、兆豊金が120億台湾元(約390億円)の不正融資を行っていた疑いがあるとみて、3日に関係先を家宅捜索すると同時に蔡元董事長ら関係者から事情を聴いていた。
検察は蔡元董事長、兆豊金の王起梆・董事会主任秘書を個別に取り調べた結果、供述に矛盾点がある上、責任を転嫁し合い、容疑を否認したことから勾留請求を行った。
鑒機は尹総裁と宝佳機構の林陳海董事長の出資で今年3月に設立された。蔡元董事長は3月に兆豊金の董事長を辞任後、7月に鑒機の董事長に就任したが、それ以前から鑒機の設立過程に関与していたとみられる。鑒機は8月に資本金を80億元から200億元へと増額したが、鑒機は虚偽書類で不正に兆豊金に融資を申し込んだ疑いが持たれている。
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