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赤字のタイガーエア台湾、SIAと不平等な投資契約判明


ニュース 運輸 作成日:2016年10月5日_記事番号:T00066720

赤字のタイガーエア台湾、SIAと不平等な投資契約判明

 中華航空(チャイナエアライン)傘下の格安航空会社(LCC)、台湾虎航(タイガーエア台湾)に関連し、同社への出資比率が10%のシンガポール航空(SIA)が董事会で拒否権を与えられるなど、不平等な投資契約が結ばれていたことが分かった。5日付中国時報が伝えた。

 中華航空がこのほどまとめた調査報告によれば、タイガーエア台湾の累積損失18億台湾元(約60億円)は、投資契約に従い全額を中華航空が負担しなければならない上、タイガーエア台湾の事業は、SIAの同意なく中断できない規定となっているという。

 立法院交通委員会は5日、賀陳旦交通部長に出席を求め、報告を受けることになっており、タイガーエア台湾が質疑の焦点となりそうだ。

 中華航空は既にタイガーエア台湾の事業撤退を視野にSIAと投資契約の見直しに関する交渉を進めており、年内にも結論を下したい構えだ。