ニュース 自動車・二輪車 作成日:2016年10月6日_記事番号:T00066733
今年の新車登録台数は過去10年で最高の43万台に達するとの予想が5日、トヨタの台湾総代理店、和泰汽車から示された。従来予想から1万台の上方修正だ。年初からの新車買い替えの際の貨物税(物品税)5万台湾元(約16万5,000円)の減免措置と、各社の販促キャンペーンが効果を生んだとみている。6日付経済日報などが報じた。
蘇総経理は、新車登録台数は第1~3四半期全てにおいて、前年を上回ったとコメントした(同社リリースより)
1~9月新車登録台数は32万3,650台で前年同期比3.7%増だった。蘇純興同社総経理は、今年の新車販売の好調は、新車買い替え減税措置の効果もあるが、円高が進んだ中、価格上昇を最小限に抑えるなど、メーカーの努力によるところが大きいと指摘した。今年廃車された台数はかなりの数に上るが、全てが減税措置効果によるものではないと分析。一部の顧客はもともと新車購入を予定していたとみられ、全体のうち約3万台が減税措置効果によるものとみている。
トヨタ車とレクサス車合計の通年新車登録台数は13万5,000台と、年初予想から5,000台上方修正した。和泰汽車の1~9月新車登録台数は10万1,672台だった。
カローラ・アルティス、新モデル発売
和泰汽車は5日、台湾生産の中型セダン「カローラ・アルティス」の新モデルを発売した。価格は65万6,000元からで、入門モデルは同クラスで台湾市場での最安値となる。旧モデルの9月販売台数は3,600台で、新モデルは月間4,000台を目指す。アルティスは、和泰汽車の新車販売台数の4割以上、同クラスの台湾市場シェア6割近くを占めており、新モデルの発売で首位の座をさらに確実なものにしたい考えだ。
豪華版には6個のエアバックのほか、横滑り防止装置など安全装備が充実している(同社リリースより)
同社によると、カローラシリーズは1989年より輸入を開始し、90年から10年連続で輸入車部門の販売台数首位となった。アルティスは01年から現地生産に切り替えられた後、15年連続で台湾市場で販売台数首位をキープしており、累計販売台数は66万台に達した。
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