ニュース 電子 作成日:2016年10月6日_記事番号:T00066737
グーグルが米国時間4日に発表した自社ブランドのスマートフォン「Pixel(ピクセル)」は、宏達国際電子(HTC)が生産を手掛けることが明らかとなったが、これについてブルームバーグ傘下メディア「ガドフライ」で記事を執筆する技術コラムニストのティム・カルパン氏は、「HTCはかつて世界のスマホ市場で重要な地位を築いたが、グーグルの新製品の組み立てを手掛けて従来の本業であった受託生産に回帰することは、メジャーリーグからマイナーリーグへ降格するようなもの」と指摘し、同社の「負け組」ぶりを表しているとの見方を示した。6日付経済日報が報じた。
グーグルはこれまで、HTCやサムスン電子などと共同開発したスマホを「ネクサス」ブランドで展開してきたが、今回の「ピクセル」はハードウエアとソフトウエアの設計を全てグーグルが手掛けている。こうした方針転換についてカルパン氏は、「グーグルがハードウエアの開発を外部に委託するネクサス戦略は終わりを告げた」と語った。
なおグーグルのハードウエア部門責任者、リック・オスターロー氏は、同社とHTCの関係を「アップルと鴻海精密工業」に例えたが、これに対しカルパン氏は「HTCにとって耳の痛い話に違いない」と指摘。「HTCは長い時間をかけて開発力を育成してきたにもかかわらず、『水くみ係』に格下げされたようなもの」との認識を示した。
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