家電大手、声宝（サンポ）は５日、新ブランドの「ARKDAN」と「SYNCO」の製品発表会を行った。「ARKDAN」は高齢者をターゲットに「健康」と「スマート化」を意識した空気洗浄機、ブレンダー、スチームオーブンレンジなどを展開する。「SYNCO」は若年層をターゲットに「おしゃれ」を意識したゲーム機能付き製品などを販売する。従来の生活家電ブランド「SANPO」を合わせた３本柱で攻勢をかける。６日付経済日報などが報じた。
サンポの陳盛沺総裁は、競争の激しい家電市場ではターゲットとする顧客層の差別化が必要と強調。自身の呼び名から命名した「ARKDAN」について、当初はブランドの土台づくりが大切であり、初年度の売上高目標は１億台湾元（約３億3,000万円）と低めに設定したと説明した。
「SYNCO」はサンポの陳盛泉副董事長が注力し、３年で売上高10億元、５年後に20億元を目指す考えだ。
