ニュース 政治 作成日:2016年10月6日_記事番号:T00066753
蔡英文総統は4日行われた米ウォール・ストリート・ジャーナルの単独インタビューで、中台関係について、「現状維持」の方針も、中国側への善意にも変化はない一方、圧力に屈することも、かつての対抗路線に戻ることもないと強調。中台は双方が受け入れ可能な解決策を見つけるべく、早急に話し合いを行うべきと中国側に呼び掛けた。6日付自由時報が報じた。
インタビューを受ける蔡総統(右)。双十節の演説でも、中台関係についてはインタビュー内容に沿った言及になると示唆した(中央社)
総統就任後の中国側の反応について蔡総統は、「一定の冷静さと理性を見いだせる」としつつも、国際民間航空機関(ICAO)総会からの台湾締め出しや、台湾側の人物に対し政治的立場によって異なる対応を取る最近の動きからは、「圧力と分裂推進といういつか来た道に戻ったようだ」と評した。そして、中国が過度に圧力をかけ続けた場合、台湾政府による善意と柔軟性を示す姿勢を正確に読み解けなくなり、中台関係が膠着(こうちゃく)化するとと懸念を表明。台湾住民の絶対多数は中国による圧力に非常に敏感だとして、中国に対し台湾が民主主義社会であることを尊重するよう求めた。
蔡総統の発言に対し、中国・国務院台湾事務弁公室(国台弁)の安峰山報道官は6日、「いかなる勢力、人物も、中国13億人民の堅い決心を低くみてはならない」と反発した。そして「一つの中国の原則」を具現する「1992年の共通認識(92共識)」の政治的基礎は揺るがせられないと従来の立場を強調した。
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