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株式と投信の累積投資、金管会が解禁


ニュース 金融 作成日:2016年10月7日_記事番号:T00066776

株式と投信の累積投資、金管会が解禁

 金融監督管理委員会(金管会)は6日、顧客が毎月一定額の株式や投資信託を購入する累積投資の取り扱いを証券会社に認めると発表した。今年末か来年にも取り扱いが始まる。7日付工商時報が伝えた。

 株式や投信の売買は、通常は1,000株、1,000口という取引単位(単元)で売買する必要があるが、累積投資では証券会社が指定する銘柄について、単元未満で株式や投信を少額ずつ買い増すことが可能だ。

 例えば、株価が高額な大立光電(ラーガン・プレシジョン)の場合、単元株を取得するには現在の株価水準では370万台湾元(約1,200万円)以上が必要となるが、仮に毎月5万元ずつ単元未満株を取得すれば、約13株ずつ株式を買い進めることが可能だ。

 金管会の王詠心・証券先物局長は「累積投資方式は内部でブレーンストーミングを行った成果で、証券会社や関連機関も支持を表明しており、台湾株の取引量増大にプラスになる」と指摘した。

 王局長は累積投資のメリットとして、▽少額投資によるリスク軽減▽証券会社の新規顧客確保▽新社会人などの株式投資意欲増大──などを挙げた。