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TSMC9月39%増収、過去2番目の高水準【図】


ニュース 電子 作成日:2016年10月11日_記事番号:T00066792

TSMC9月39%増収、過去2番目の高水準【図】

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が7日発表した9月連結売上高は前月比4.9%減少したものの、前年同月比では39%増の897億300万台湾元(約3,000億円)で、過去2番目に高かった。1~9月連結売上高は前年同期比7.1%増の6,857億1,100万元で、同期としての過去最高を更新した。11日付経済日報などが報じた。

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 TSMCの9月連結売上高は、聯発科技(メディアテック)や中国の深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)のスマートフォン向け、およびエヌビディアのGPU(グラフィックスプロセッサー)「Pascal(パスカル)」と、16ナノメートル製造プロセス製品の出荷がけん引した。また、28ナノプロセスのクアルコムの組み込み式チップやロー~ミドルエンド向けのスマホチップも好調だった。

 第3四半期連結売上高は2,604億600万元で、前期比17.4%増だった。第4四半期は非需要期だが、サプライチェーンによると減少幅は1~3%にとどまるとみられる。メディアテックから追加受注を受けた28ナノプロセススマホチップのウエハー3万枚の出荷が集中するほか、アップルの「A10」プロセッサーが堅調の予測だ。また、米オムニビジョン・テクノロジーズからのイメージセンサーの受注も得たと伝えられている。

 なお、第4四半期は10ナノプロセスの量産開始予定で、出荷は来年からと見込まれる。