ニュース 電子 作成日:2016年10月12日_記事番号:T00066817
米半導体メモリー大手、マイクロン・テクノロジーと台塑集団(台湾プラスチックグループ)のDRAM合弁、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は11日、マイクロンが台湾子会社、台湾美光記憶体(台湾マイクロン)を通じてイノテラの全株式を取得し、完全子会社とする計画について、株式の交換基準日を12月6日とし、同日にイノテラの上場を廃止することを董事会で決議した。12日付工商時報が報じた。
なおマイクロンは、イノテラと同じく台プラ傘下のDRAM大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)がマイクロンに出資することを合併の条件として挙げているとされ、南亜科技は今年5月に董事会で315億台湾元(約1,000億円)を上限として第三者割当増資、または第三者割当増資と海外無担保転換社債(ECB)による出資によってマイクロン株を取得することを決議した。
これについてイノテラの李培瑛董事長は、「現時点でマイクロンはいずれの方式を選択するか決定していないが、早ければ11月上旬には結果が発表される」と語った。その上で、南亜科技はイノテラからマイクロンに出資を転換することで将来2世代にわたる技術授権を確保できると指摘した。
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