ニュース 電子 作成日:2016年10月12日_記事番号:T00066818
12日付電子時報によると、アップルがマイクロLED(micro-LED)ディスプレイの導入を計画しているとの観測が伝えられる中、鴻海精密工業が同技術の研究開発(R&D)にグループを挙げて注力することを決定したもようだ。傘下の液晶パネルメーカー、シャープおよび戦略パートナーの日亜化学工業と協力して次世代ディスプレイ市場における地位を固めたい考えとされる。
マイクロLEDは次世代ディスプレイにおいて有機EL(OLED)と主流技術の座を争っており、技術障壁は高いものの、さらなる薄型化、広視野角化、高いコントラストが実現できるとしてソニーやサムスン電子、LGエレクトロニクスといったブランドメーカーや日亜化学、晶元光電(エピスター)などLEDメーカーが積極的に技術開発に取り組んでいるとされる。
鴻海傘下のパネルメーカー、群創光電(イノラックス)も、有機ELに比べ、マイクロLED技術の開発、応用に強い意欲を持っているとみられる中、業界関係者は、鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長がこのほど、マイクロLED技術の研究開発にグループのリソースを結集させる方針を決定したと語った。
ただ鴻海内部では、マイクロLED技術はウエアラブル(装着型)端末への応用に2~3年、スマートフォンへの応用はさらに先となると予測しているとされる。
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