鴻海精密工業が11日発表した９月連結売上高は前月比49.78％増、前年同月比1.62％増の4,683億6,100万台湾元（約１兆5,000億円）と、同月で過去最高となった。アップルの新型スマートフォン、iPhone7の出荷が貢献した。12日付工商時報が報じた。
鴻海の第３四半期連結売上高は、前期比16.47％増、前年同期比0.79％増の１兆740億元と、同期で過去最高となった。
証券会社は、鴻海は例年iPhone発売後、毎月売上高が増えており、今年は11～12月がピークと予想した。
同じくiPhone7を受託生産する和碩聯合科技（ペガトロン）は９月連結売上高が1,510億3,400万元で、前月比82.83％増、前年同月比9.06％減だった。昨年はiPhone6sだけでなく、当時の前モデルiPhone6販売も好調で９月売上高が1,660億元に上ったが、今年はiPhone6sがそれほど売れていないためのようだ。ただ、ソニー・インタラクティブエンタテインメント（ＳＩＥ）の新型「プレイステーション４（ＰＳ４）」出荷は好調だった。
また、マイクロソフト（ＭＳ）が26日に新型タブレット端末「サーフェスプロ５」、ノートパソコン「サーフェスブック２」などを発表する予定で、ペガトロンは11月まで売上高の高水準が続く見通しだ。
