ノートパソコン受託生産大手、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）が11日発表した９月連結売上高は前月比7.8％増、前年同月比22.4％減の785億9,200万台湾元（約2,570億円）で、今年最高となった。ノートＰＣ出荷台数は370万台で前月比7.5％減ったものの、９月中旬に発売されたアップルの腕時計型ウエアラブル（装着型）端末「アップルウオッチシリーズ２」や、サーバーがけん引した。12日付経済日報が報じた。
クアンタの１～９月売上高は6,287億3,700万元で、前年同期比14.1％減だった。ノートＰＣ出荷台数は2,990万台で、7.1％減となった。
アップルウオッチシリーズ２が好調のほか、クアンタが単独で受託生産するアップルのノートパソコン「MacBook Pro（マックブックプロ）」の新モデルが10月末発表とみられ、証券会社は、クアンタは第４四半期、売上高が毎月拡大すると予測している。
一方、緯創資通（ウィストロン）も９月連結売上高が前月比6.9％増、前年同月比2.8％増の625億1,700万元で、今年最高だった。ノートＰＣ出荷台数は210万台で、前月比17％増だった。
