交通部観光局の周永暉局長は11日、訪台日本人旅行者を呼び込むため、11月から３カ月間、東京と大阪を出発地とし、個人旅行で台湾を訪れる日本人４人１組を対象に、１人分の航空券を無料とするキャンペーンを実施すると明らかにした。東京、大阪発の各1,250組が恩恵を受ける。観光局は航空会社、旅行会社と協力して、近く日本でＰＲする。12日付中国時報などが報じた。
周局長（中）は、日本の人口１億2,000万人余りのうち昨年の出国者は1,621万人にすぎず、訪台旅行者の成長の余地があると語った（観光局リリースより）
キャンペーン対象者には交通系ＩＣカードの「悠遊カード（イージーカード）」、「一卡通（Ｉパスカード）」なども贈呈する。経費は1,000万台湾元（約3,300万円）の予想。
このほか、日本の地方都市を出発地として台湾を訪問する団体客や、名古屋、三重など中部地方からの旅行客を対象としたプロモーションも今後実施する計画だ。
昨年の訪台日本人旅行者は延べ162万人。今年１～８月は120万人と前年同月比19.7%増加し、通年で172万人の見通しだったが、周局長は「キャンペーン実施で182万人を突破する」と自信を見せた。
