ニュース 電子 作成日:2016年10月13日_記事番号:T00066843
鴻海精密工業傘下で業績好調の産業用コンピューター(IPC)メーカー、樺漢科技(エノコン)は12日、子会社を通じてドイツのシステムインテグレーター、S&Tに1億5,200万ユーロ(約173億円)を出資し、29.4%株式を取得して最大株主となったと発表した。同時にS&Tは今後、同国の組み込みボードコンピュータメーカー大手、コントロンに29%出資を行うと表明。同社の最大株主となる見通しだ。樺漢科技による今回の投資は同社にとって過去最大規模で、朱復銓総経理は「2~3年以内に同社を業界で最も影響力のあるメーカーにして、最大手の研華科技(アドバンテック)に挑戦したい」と語った。13日付工商時報が報じた。
朱総経理によると、S&Tが対象とする分野は医療、通信、ビッグデータなど多岐にわたり、ソフトウエアの研究開発(R&D)に高い能力を有しているという。
今後は鴻海グループの世界的なリソース、樺漢科技のハードウエア、ファームウエアの設計および製造に関する経験と、S&Tのソフトウエア開発力、コントロンのブランドマーケティング力と販路を結合させて産業用コンピューター市場でのシェア拡大を目指すとともに、モノのインターネット(IoT)分野への参入を図る方針だ。
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